ホーム > 開運吉相印鑑について > 一級印章彫刻士が手仕上げ
上の印鑑を見比べてみてください。右側の印鑑が中尾明文堂・ネット店の一級印章彫刻士が手仕上げした印鑑で、左の印鑑が機械で彫刻した印鑑です。その違いは一目瞭然かと思います。
機械彫りの印鑑との違いは、お客様の目で見て判断していただくのが一番です。機械彫りの印鑑は曲線部分が規則的ですし、ラインの太さが均一で直角です。 同じ機械があれば同じ印鑑が作れてしまう危険性もあります。そして機械彫りは捺印したときに印影が太く、洗練されていない印象を受けてしまいます。
生きた印相を生み出すために
当店での印相は、「篆刻字林(てんこくじりん)」という辞書などを見て、彫刻文字のバランスを調和しながらつくっているので、既に手仕上げ前の状態で量販店の物とは文字のバランスが違ってきます。 さらに手仕上げ印鑑は曲線部分のひとつひとつが不規則で、上面と底面の太さが違い台形状になっています。上面よりも底面が太くなるように彫っています。こうすることで、細い線の部分でも強度が増して欠けにくくなります。これも手仕上げ印鑑の大きな特徴です。
1mm単位でのきめ細やかな仕上げにより、押したときの印影のラインの流麗さは機械彫りの印鑑とは比べものにならない美しさです。
私どもは、この手仕上げの印相を「生きた印相」と呼んでいます。で想いを込めて仕上げることによって、生命を持っているかのような有機的な息づかいを感じるためです。
同じ印相は二度と生まれない

手仕上げ印鑑の印影はお客様の姓名を鑑定し、吉相印になるよう調整致します。ここから、彫刻士がさらに手仕上げを行い、生きた印相を彫っていきます。だから、同じ印稿を使っても2度目は違う印相が出来上がってしまいます。
もし紛失・破損してしまったら、もう一度印鑑を登録する必要がありますが、コピーされる心配はまずないのでご安心下さい。
開運印鑑を手仕上げする印章彫刻技能士
開運印鑑を手仕上げするのは、全国印章技術大競技会にて密刻の部で日本一に輝いた、数々の受賞歴を持つ若き一級印章彫刻技能士、四代目「上野山有徳」です。
上野山 有徳(うえのやま ゆうとく)
印章彫刻士 四代目店主:上野山 有徳(うえのやま ゆうとく)
一級印章彫刻技能士、全国印章技術大競技会 木口密刻の部で日本一に
四代目として店を継ぎ、開運印鑑の中尾明文堂・ネット店、開運会社印鑑の中尾明文堂・ネット店をオープンさせました。三代目と共に印鑑の彫刻、ネットショップの店長として、さらに開運印鑑の姓名判断や画数鑑定などもこなします。2010年、念願の一級彫刻士の資格を取得、2012年には全国印章技術大競技会 木口密刻の部において、世界文化遺産賀茂御祖神社宮司賞(最高位賞)を受賞いたしました。 「一生が勉強」を胸に精進致します。
平成31年3月下旬より繁忙期は近畿経済産業局長賞受賞作家さんにお手伝いして頂いております
彫刻工程にてこれまで店主の上野山有徳が全て担っておりましたが、平成31年3月より、近畿経済産業局長賞受賞、技術展覧会 金賞受賞 合計8回の一級彫刻技能士の方に繁忙期の際はお手伝いして頂いております
【 有徳からの一言 】
全国的にも有名な印章作家さんです。数々の受賞歴はもちろん丁寧でまじめな人です(気さくな方です)仕事は早くて綺麗で正確です。私が自信を持って推薦する印章作家さんです。
繁忙期の為、なにわの名工(大阪府優秀技能者表彰)に選ばれた一級彫刻技能士の方に令和3年1月中旬から4月中旬まで手伝って頂いております。
【 有徳からの一言 】
私の先輩で仕上げのスピードと正確さは全国屈指です。
全国から職人が集まる技能グランプリにて、銀賞を取るなどの輝かしい経歴をお持ちです。
職人にとっては一生が修行です
印章彫刻士の道に入り、何年かが経ちました。やっと印鑑について少しはわかり始めたかな?という感じです。時間があれば印鑑の辞書を眺めています。家に帰っても半身浴をしながら、展覧会の上位作品の印鑑を眺めながら物思いにふけります。ここがこうなってとか・・・
仕事が終わってからの時間は、勉強のために印鑑を夢中で彫っています。時間が経つのを忘れて夢中になるとはこの事だなと思います。気が付くと午前0時をまわっている事はしょっちゅうです。
印鑑を彫るのは楽しいです。小学校の頃、図工の時間夢中になって出来上がりがとても嬉しかった頃のように、今も職人の図工の時間みたいです。印鑑が出来上がり、それが納得のいく印鑑だといつまでも眺めていたくなってしまいます(笑)。
ある著名な印章彫刻士のお言葉ですが、「一級彫刻士の資格を取ってからが職人としての第一歩だ」と言っておりました。私も2010年、念願の一級彫刻士の資格を取り、これからが職人としての第一歩だと思っております。今後は技術の幅を広げ、お客様に喜んで頂けるような仕事をが出来るようになりたいです。そして「一生が修行」を胸に精進致します。
上野山有徳の受賞歴と作品
第19回全国印章技術大競技会 木口密刻の部にて日本一の賞を受賞いたしました
2012年9月、第19回全国印章技術大競技会 木口密刻の部にて、最高位となる世界文化遺産賀茂御祖神社宮司賞を受賞いたしました。賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)は京都市左京区にある神社で通称は下鴨神社とよばれています。 印章の神様を祀る下鴨神社にまつわる賞をいただいたことは、開運印鑑を彫る印章彫刻士としてはとても名誉なことでございます。
これに満足せず、より一層の精進をお約束いたします。
平成21年 | 第57回 大阪府印章技術展覧会 褒賞第4席 |
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平成22年 | 厚生労働大臣認定 一級印章彫刻技能士 |
平成22年 | 第58回 大阪府印章技術展覧会 角印の部 入選 第58回 大阪府印章技術展覧会 密刻の部 褒賞 |
平成23年 | 第59回 大阪府印章技術展覧会 密刻の部 金賞 第59回 大阪府印章技術展覧会 技術委員長賞 第59回 大阪府印章技術展覧会 角印の部 褒賞 |
平成24年 | 第19回 全国印章技術大競技会 木口密刻の部 大会特別賞 第一位 世界文化遺産賀茂御祖神社宮司賞 第19回 全国印章技術大競技会 木口実印の部 銀賞 第60回 大阪府印章技術展覧会 密刻の部 金賞受賞/大阪府中央会会長賞 第60回 大阪府印章技術展覧会 木口 実印・認印の部 銀賞 第60回 大阪府印章技術展覧会 木口密刻の部 無監査作家 |
平成25年 | 第38回 九印連技術競技会 実印の部 鹿児島県知事賞(九印連技術競技会最高位賞) 第38回 九印連技術競技会 角印の部 銀賞 第61回 大阪府印章技術展覧会 木口 実印・認印の部 金賞/全印協会長賞 第61回 大阪府印章技術展覧会 木口 角印の部 銅賞 |
全国印章技術大競技会 無監査作家 | |
平成26年 | 第20回 全国印章技術大競技会 木口角印の部 銀賞 第20回 全国印章技術大競技会 木口実印の部 銅賞 |
平成28年 | 第21回 全国印章技術大競技大会 木口実印の部 金賞 第64回 大阪府印章技術展覧会 大阪府知事賞 第28回 大阪府技能競技大会 大阪府知事賞 |
![]() 第64回 大阪府印章技術展覧会 大阪府知事賞 |
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![]() 第19回 全国印章技術大競技会 大会特別賞 第一位 木口密刻の部「世界文化遺産賀茂御祖神社宮司賞」 |
![]() 第21回 全国印章技術大競技大会 木口実印の部 金賞 |
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![]() 第59回 大阪府印章技術展覧会 密刻の部「金賞」「技術委員長賞」 |
![]() 第60回 大阪府印章技術展覧会 密刻の部「金賞」「大阪府中央会会長賞」 |
![]() 第38回 九印連技術競技会 実印の部 鹿児島県知事賞 |
![]() ![]() 第61回 大阪府印章技術展覧会 木口 実印・認印の部 金賞 |
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![]() 第61回 大阪府印章技術展覧会 木口 角印の部 銅賞 |
![]() 第38回 九印連技術競技会 角印の部 銀賞 |
![]() 第20回 全国印章技術大競技会 木口角印の部 銀賞 |
![]() 第20回 全国印章技術大競技会 木口実印の部 銅賞 |
![]() 第19回 全国印章技術大競技会 木口実印の部 銀賞 |
![]() 第58回 大阪府印章技術展覧会 角印の部 入選 |
![]() 第58回 大阪府印章技術展覧会 密刻の部 褒賞 |
![]() 第59回 大阪府印章技術展覧会 角印の部 褒賞 |
![]() 第5回 手仕上げコンテスト 認印 行書 1位 |
第64回 大阪府印章技術展覧会にて大阪府知事賞を受賞いたしました
2016年、第64回大阪府印章技術展覧会。そして第28回大阪府技能競技大会にて、
大会二位と大会最高位となる大阪府知事賞を受賞し、表彰式の様子が業界紙(月刊現代印章2016/12月号 月刊文具2016/11月号)に掲載されました。これに満足せず、より一層の精進をお約束いたします。

受賞作品
デザインフェスタvol.37にて、密刻の実演彫刻を行いました。
2013年5月19日、東京ビッグサイトで行われたデザインフェスタvol.37にて、印章彫刻士として密刻の実演彫刻を行わせていただきました。素敵なデザインの下絵はあらかじめ頂いていたので、会場では粗彫りと仕上げを行いました。非常に良い経験が出来ました。印章業界の発展に少しでも貢献出来れば幸いです。
生きた印相を生み出す、愛用の道具たち
印鑑をつくるための道具を紹介いたします。 私たちが印鑑をつくりはじめたときからず〜っと使い続けているので、かなり年季が入っているものもありますが、このような道具をつかって開運印鑑はつくられています。
![]() 「篆刻辞林」 |
![]() 「鑑定の巻」 |
![]() 「捺印台」 |
![]() 「朱泥」 |
![]() 「墨と硯」 |
![]() 「墨入れ台」 |
![]() 「坊主」 |
![]() |
![]() 「三代目の彫刻台」 |
![]() 「四代目の彫刻台」 |
![]() 「粗彫り刀」 |
![]() 「仕上げ刀」 |
愛用している、越後鍛冶「岩崎重義(いわさきしげよし)」作の玉鋼で作られた仕上げ刀です。岩崎氏は日本刀の材料に使われる玉鋼(たまはがね)の研究を極め、正倉院の刀の鑑定に携わるなど、鍛冶として名実ともに、その名をとどろかせている刀匠です。 刃物に関心のある人ならば知らぬ者はいないという、鍛冶の世界の第一人者である岩崎氏作の仕上げ刀は、恐ろしいほどの切れ味と硬度を持っています。手仕上げの最後の工程は、ほどよい緊張感をいつも持ち続けるようこの仕上げ刀を使います。 |
![]() 「岩崎重義作 玉鋼の仕上げ刀」 |
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